白洲サマには及ばぬまでも
青木るえかの白洲正子小論に、溜飲を下げる。
「私は白洲正子を嫌っている」
これほど端整で潔いフレーズがあろうか。こういうきっぱりした言い方のできる人の評論は、大体において信用できる。
正子の孫の信哉が書いた『白洲家の流儀』なる小冊子の書評である。したがって作法としては、まずネタ本を紹介し、しこうして青木の批評に言及すべきなのだが、とてもじゃないが本の方は読む気にならない。鼻持ちならない高踏趣味のオンパレードが、読む前から臭ってくる。
目の玉が飛び出るほど高い銀座の寿司屋にウニの離乳食を作らせた、なんて青木が紹介してるエピソード読んだだけで胸焼けするじゃありませんか。嫌いだからこそ読む、と青木は書いてるが、オレはプロの書評家じゃないもん、そこまで誠実になれないよ。
それにしても最近、つまんない本ばかり読まされるよなあ。町田康『宿屋めぐり』と吉田修一『女たちは二度遊ぶ』。駄作とは何か知りたかったら、どっちか読むべし。つくづく愛想が尽きた。
ここ2年低迷してるロッテが、昨夜は1イニング15得点の大爆発だったとか。それも、不振を極める福浦がきっかけを作ったってんだから、ファンなら絶対見逃しちゃいけない試合だった。なのに、昨夜に限ってオレはどうでもいい用事で外出。運命は意地が悪い。