《Rembetika》続き
下記《Rembetika》のライナーによると、希土戦争後の住民交換でアナトリアからギリシャに移住してきたギリシャ正教徒の多くが落ち着いた先の一つが、ピレウスのコッキニア地区だったそうだ。コッキニアって、ヨルゴス・ダラーラスの生まれ故郷なんだよね。
そうか、ダラーラスって引き揚げ組の子孫だったんだ。そういえば、コブシを交えながら流れるようにうたう彼のスタイルって、1930年代の名歌手アンドニス・ダルガース(イスタンブール生まれ)に似てるよなあ。ピレウス派の歌手(マルコス・ヴァンヴァカーリスとか)は、コブシなんか全然回さないもの。
スミュルナ派の伝統が時空を超えて現代ギリシャ最高の歌手に受け継がれている、と考えると、やっぱり音楽って(美術工芸も)、一時的な国家体制なんかよりずっと強いもんだと実感する。