メキシコで、新型インフルエンザの患者第1号になった男の子の功績をたたえて銅像を造るんだと。ベルギーの小便小僧の向こうを張った観光名物にする予定、てんだからナゴむじゃあありませんか。
これを聞いて、オレ反射的に川崎の私立高校のこと考えたね。生徒がニューヨークで感染したからって、中傷と非難のメールや電話が殺到したそうだ。メキシコ社会の温かさと比べて、なんちゅう差だ。
感染した生徒は、被害者だよ。なんで非難されなきゃなんないんだよ。5年前の、あのイラク人質事件の犠牲者に対する浅ましいバッシングを思い出さずにはいられないね。
根底には、やっぱり日本人特有の島国根性があるんだろな。ネットの書き込みなんか読んでると分かるが、大抵の日本人は、いまだに外国と外国語に対してコンプレックスを抱えてる。だから、海外で伸びのび活動する同胞を見るとひどい嫉妬に襲われ、彼らが災難に遭うと、それ見たことかと嘲笑する。
ニューヨークの模擬国連に参加した高校生、なんていうと、もうまぶしくて悔しくて憎らしくて、いても立ってもいられないんだろうね。高校が浴びた非難に、ホントは遊びに行ったんだろう、という内容が多かった、てのがその辺の事情を物語っている。
まあ大方は、世間の動きについて行けないトシ寄りのあせりか、明日のメシの保証もないネットカフェ難民の八つ当たりだろうけどさ。
名盤『クッシェ』のプロデューサー、マルタン・メソニエと21年ぶりにふたたびコンビを組んだアルバムだとか。そのせいか、これまでのハレドに比べてサウンドが俄然、洗練された気がする。エキゾティックな雰囲気には事欠かないが、アラブ特有の重さや過剰さは一瞬もない。
正直いって、若いころのハレドはあんまり好きじゃなかった。シェブ・マミとかカデールとか他のライ歌手とはケタ違いにうまいのは分かるが、声も表情もアクが強すぎて、ちょっとシンドかった。
それが50近くなって、いい具合にアブラが抜けてきて、歌がずっと軽やかに、なめらかに流れるようになっている。『クッシェ』がスリリングな緊張感を楽しませてくれたアルバムなら、『リベルテ』は余裕あるノリを楽しませてくれるアルバムである。久しぶりに、聴いていて背筋がゾクゾクしました。
それにしても、ハレドがこんなにみずみずしいアルバムを作ってるのに、たった1歳違いのユッスーは、どうしちゃったのかねえ。燃え尽き症候群?
渡辺喜美氏に続いて、オザワが血祭りに。官僚の巻き返し、着々と進行してるね。かくして彼らの既得権は安泰ってワケだ。オザワも脇が甘すぎるよ。土建屋からカネ貰うことに慣れっこになって、用心がマヒしてたんだろうけど。
おかげでアソー内閣の支持率が最近は30%台半ばまで回復したというんだから、官僚のやることは怖い。漢字が読めない、言うことがブレまくりと、完璧に低脳扱いされてたのがウソみたい。
この調子だと、たとえ選挙の洗礼を経ても、政府のトップは相変わらず官僚のあやつり人形ってことになりそう。そうなりゃ、もうヤツらのやりたい放題だろう。民主は多分、二度と党勢を回復できない。党首の辞任という事実自体が致命的なイメージダウンだ。
話変わって昨日の清志郎の葬儀だけど、竹中直人のオーバーな弔辞にはヘドが出たね。てめーのクサい泣きにテメーで酔ってやがんの。受け狙いも大概にしろっての。去年の赤塚不二夫の葬儀でタモリが読んだ真情あふれる弔辞とは対照的だった。
タモリ、あの格調高い弔辞をアドリブで読んだんだってね。やっぱり並みの芸人じゃない。
地デジ・レコーダーの価格への著作権料上乗せをパナソニックが拒否したと。さすが大阪商人。三菱や日立とちがって、お上の言いなりにはならないね。当然の拒否だ。
BSも地上波も、ディジタル放送はみんなCPRMというコピー・プロテクトが掛かってるんだよ。NHKのOBと総務官僚の天下りが甘い汁吸うために。
CPRMのかかってる放送は、録画してもコピーを作れない。CPRM対応のDVDプレーヤーないしBDプレーヤーなんか、まだほとんど普及してないから、オリジナルを他人にプレゼントすることもできない。つまり、録画した本人しか見られないってことだ。
自分一人が見る限りは、著作権侵害の問題は発生しない。著作権法でも、そのことは保証されている。それなのに、なんだってレコーダーの販売価格に著作権料を上乗せしなきゃなんないんだよ。
ユーザーの中にも、コピーはすべて悪い、そういう権利侵害は知的財産権の意識が低い後進国のやることだ、としか考えないバカがいる。
冗談じゃない。著作物は一定の保護期間を過ぎれば社会の共有財産なのだ。共有財産を市民が自由に使えない社会は、文化が疲弊する。だからこそ、著作権法も保護期間を有限にしているのだ。
レコーダーの著作権料上乗せも、発端はソフト制作者側の要求だったにせよ、どうせどこかの官庁がこれ幸いと相乗りしたんだろう。こりゃ、いい金づるになると見てさ。日本の官僚ってのはまったく、国民無視の強欲さにおいて北朝鮮の独裁者に匹敵するね。
最良のインフルエンザ予防法は、栄養をとり、睡眠をとり、ストレスを溜めないことだとさ。遊んで暮らせる金持ちなら、それも可能だろうよ。しかし、派遣切りに遭ったネットカフェ難民やホームレスは、どうすりゃいい。
これから先、数か月は高温多湿の時期だから問題は顕在化しない。みんな、のんきに構えてるだろう。しかし気温が下がり、空っ風が吹きだすと、どうなるか。
新型インフルエンザを水際で阻止、なんてことが永遠に続けられるわけがない。食うにも事欠く人々が真っ先に感染し、二次感染、三次感染と、間違いなく感染爆発が始まるね。不幸な人々が、ますます不幸になる。
それは彼らの責任ではない。所得格差の拡大を放置した、いや加速した政府の責任だ。感染爆発を避けたかったら、定額給付金のバラまきやETC割引きやバカげた基金の乱発なんかじゃなく、その日暮らしの人々をまず救済することだ。といったって、どうせ票にならないからやんないだろうけど。
それにしても、テポドンの次は新型インフルエンザ。アソー某には次々、神風が吹くねえ。たとえ国民の半分が感染しても金持ちだからケロリとしてやがんだろな、あのヤロー。