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しかしイチローって、惚れぼれするぐらい、いい顔してるね。それに比べて、ニュースで次に出てきた政治家たちの、とくに、への字口アソーの醜悪なこと。どだい、人間のレベルが違うが。イチローには嘘がないもん。
「時々崩れる人間性を磨いていきたい」会見の最後にイチローは、こう言ったそうだ。ふつうアスリートって、こんな発想しないのと違う? まだ35歳だよ。
ところでアソー某、「日本の進路を間違えないようにしてほしい」とハトヤマに注文したんだと。こいつには言われたくないよなあ。
横浜隼人とかいう高校の野球部が全員タイガースのコピーユニフォームを着て、いや、着せられて甲子園出場。なんで横浜の高校がタイガース?
と思ったら、監督が熱狂的なトラキチで、縦縞ユニフォームを着て甲子園へ行くのが夢だったんだと。ま、夢は結構だが、選手も同じ夢もってたのかね。
これを伝えた記事にいわく、部員に阪神ファンは少数派だそうだ。それじゃ要するに彼らは、自分の意思を無視されて監督のオモチャになってるだけじゃん。
オレも大昔に高校生だったころ、夏の合宿かなんかで指導の教師に、校歌の歌詞の中の校名を現在のじゃなく、旧制高校時代の校名に戻してうたおう、といわれて頭に血が上ったことがあった。民主主義の時代に、なんで旧制高校の名前なんか持ち出さなきゃなんないんだよ。
というより、てめーのノスタルジアに生徒を奉仕させようとする根性にハラが立った。教師なんてヤツは普段、学校という閉鎖空間で子供を相手にいばり返ってるから人権に関して鈍感になる。生徒を自分の使用人かなんかと勘違いしてる。
これだから、かつて学園紛争という名の嵐が世界中で荒れ狂ったんだよ。あれからすでに40年経ってるが、教師という人種はちっとも進歩してないんだね。
ひと月近く、仕事に追われてブログの更新もままならず。この間、何がいちばん印象に残ったかというと、都議選でもなくアソーの断末魔解散でもなく、オバマにサインを貰ったときのイチローの嬉しそうな笑顔だった。首をすくめて舌出して、まるっきりイタズラっ子。あのくらい純粋じゃないと、一芸に秀でることなんて、できないのかもねえ。
芸に秀でるといえば、円熟の芝居を久しぶりに堪能した。ナマじゃなくテレビだが、大滝秀治、奈良岡朋子という民芸の大ベテランが共演した舞台の中継を随分前に録画しといたわけ。今日やっと観たら、まー二人のうまいのなんの、口あんぐり絶句してしまった。
ま、厳密にいえば、さすがに大滝はちょっとセリフに聴き取りにくいところはあったけど、奈良岡は衰え微塵もなし。共鳴の豊かな声はよく通り、セリフ回しは立て板に水。気っ風のよさだけじゃなく、純な心を残した女の愛らしささえ醸し出す。
中身は下町の人情に母物メロドラマがからんで、民芸より新派が上演した方がいいような芝居だが、この二人が演じると、さんざん使い古された題材がリアルな説得力をおびるのだから役者の力はこわい。類型的な曲もうまい歌手がうたうと生き生きするのと似てるね。
ちなみに、奈良岡朋子という女優さん、美空ひばりのうまさを真っ先に認めた一人でもある。日本のインテリ層がまだ、ひばりをヤクザと親しいチンピラ歌手としか見ていなかったころだ。そういや彼女のスムースなセリフ回し、ひばりが少女時代にうたっていたスムースな歌と通じるよなあ。(ついでにいうと、最後までひばりの悪口を言ってたのが、淡谷のり子というド下手)
話変わって、清原が傷だらけの顔で出てくるビールのCM、笑えるね。ノラ猫に向かってこられて怯えた表情になるところが特にいい。清原に初めて好感を覚えた。
野球は国民的エンタテインメントだから、ファンはさまざまだ。自分がその中で上の方、なんていう意識はないが、野球関係の掲示板を覗いてると、たとえば「韓国にはシャーマンという者がいて、それが呪いを掛けたからWBCでイチローが不調だった」なんつー書き込みがあって正直ゲンナリする。シャーマンなら日本にもいるよ。恐山へ行ってみ。
しかしオールスターのファン投票結果を見れば、全体として皆さん、健全な理性をお持ちだと分かるね。めでたい限り。阪神、中日から一人も選ばれなかったって、そら当然だよ。あの2チームの戦いぶり、ホントつまんないもん。大阪のファンも、さすがにアキれてる?
日ハムの稲葉が最高得票ってのも、まったく合理的だよなあ。北海道の組織票が入ったことは容易に想像できるが、それでも稲葉の実力と活躍を考えれば、ちっとも不自然じゃない。これって、セの人気凋落、パの人気上昇を象徴する出来事じゃないですか。実際、気合いの入った試合を見せてくれるのは断然、パの選手たちの方だから。
青木るえかの白洲正子小論に、溜飲を下げる。
「私は白洲正子を嫌っている」
これほど端整で潔いフレーズがあろうか。こういうきっぱりした言い方のできる人の評論は、大体において信用できる。
正子の孫の信哉が書いた『白洲家の流儀』なる小冊子の書評である。したがって作法としては、まずネタ本を紹介し、しこうして青木の批評に言及すべきなのだが、とてもじゃないが本の方は読む気にならない。鼻持ちならない高踏趣味のオンパレードが、読む前から臭ってくる。
目の玉が飛び出るほど高い銀座の寿司屋にウニの離乳食を作らせた、なんて青木が紹介してるエピソード読んだだけで胸焼けするじゃありませんか。嫌いだからこそ読む、と青木は書いてるが、オレはプロの書評家じゃないもん、そこまで誠実になれないよ。
それにしても最近、つまんない本ばかり読まされるよなあ。町田康『宿屋めぐり』と吉田修一『女たちは二度遊ぶ』。駄作とは何か知りたかったら、どっちか読むべし。つくづく愛想が尽きた。
ここ2年低迷してるロッテが、昨夜は1イニング15得点の大爆発だったとか。それも、不振を極める福浦がきっかけを作ったってんだから、ファンなら絶対見逃しちゃいけない試合だった。なのに、昨夜に限ってオレはどうでもいい用事で外出。運命は意地が悪い。
最近の野球中継、東京地方に限るとパ・リーグの方が圧倒的に多い。Tokyo MXがホークスの、テレビ埼玉が西武の、BSデジタルの11と12が楽天やロッテのホームゲームを何十試合も放送している。パソコンだと、パの全試合が見れる。
一方、セ・リーグは相変わらず巨人がらみの試合だけ。それもGの人気低迷でどんどん数が減ってる。いまの交流戦も、セの主催カードだとバタッと放送されなくなる。この調子じゃ、いずれセパの人気が逆転するんじゃないかね。だれだって、ひんぱんに見られるチームの方が親しみ感じるもんね。
事実、ダルビッシュとか田中マー君とか中島とか、スーパースター・クラスの選手はいまやパの方が多いんじゃないの? オレなんか、セの試合をほとんど観ないもんだから、巨人や阪神のスタメンがだれだったか忘れてしまった。
しかし、驕る平家は久しからずを地で行く巨人の凋落、なんかGMを連想させるよなあ。スケールと貫禄は大分ちがうけど。
開幕6カード中、間違いなく最高の投げ合い、ダル×岩隈が東京じゃ観られない。まったく民放もNHKも、テレビってどうしてこう鈍感なんだ?
そら、パソコンじゃ観られるけどさあ、こんな小さな画面じゃねえ。音も貧弱だし。
高校野球って、いまだに古くさい精神主義がはびこってるらしいね。昨日の試合でどこかの高校の投手が、脱水症状でフラフラになりながら投げてた。練習中・試合中は一滴も水を飲んじゃいかん、という科学的根拠も意味もない命令に、相変わらず絶対服従を強いられてるんだろう。
1塁ゴロに対しても彼は足がもつれて塁に走れず、チームは結局サヨナラ負けした。あれ、ロッカールームに戻ってから、根性が足らんと監督やコーチにこっぴどくドヤされるんだろな。かわいそうに。
ああいうのを見ると、北朝鮮の軍隊行進を思い出さずにいられないね。兵士が足運びのリズムは無論、足を上げる高さや角度まで寸分の狂いもなくピタリと揃えて行進し、それをあの金正日とかいうブタが高壇から満足そうなツラで見下ろしてる。人民を絶対服従させる快感にチビりまくってるのであろう。
こうして見ると、高校野球の監督とかコーチってのはプチ独裁者なワケだ。日本や韓国の隙のない野球は、こういうプチ独裁の積み重ねで出来上がったんだろうが、それでラテンやアメリカのリラックス野球に勝って、本当に幸せなのかね。
WBCの選手たちが、帰国直前のロスの会見ではノビノビ笑顔だったのに、成田ではガラリ一変、修道士みたいな顔つきになってた。やっぱ、風土の違いですかねえ。
韓国、ワザと負けた気がするなあ。今日勝てば準決勝の相手はアメリカ、負ければベネスエーラ。ぜったいベネスエーラの方が与しやすい。
個人プレー主体で選手がカッカしやすいラテン野球は、緻密なチーム・プレーのアジア野球に分が悪い。日本がキューバに連勝できたのが、いい証拠だ。
韓国、相手がベネスエーラなら優勝できると踏んで、今日の勝ちを日本に譲ったんじゃないの? 第2ラウンド1位通過なんて、大した勲章じゃないもんね。選手の気合いの入れ方が、一昨日と全然ちがってた。
ベネスエーラはアメリカに勝ってるのに? そら、韓国が対日本戦でやたらモチベーションを上げるのと同じよ。アメリカ憎しで張り切るベネスエーラも、アジア勢相手じゃ気勢が上がらない。
一方アメリカに対しては、日本も韓国も相手は野球の本場というコンプレックスを負っている。貫禄負けの怖れ大。
どうも今回のWBC、韓国の深慮遠謀にお人好しの日本が振り回されてる感が深いね。
巨人、西武は個人的な好き嫌いでいうと、嫌いな方から数えて一番目と三番目か四番目ぐらいのチームなんだけど、やっぱりいい試合やるよなあ。息もつかせぬとはこのことだ。
そういっちゃナンだが、中日と日ハムじゃ、こうは行きません。シリーズって晴れ舞台のせいだけじゃなく、両チームとも選手層が厚いからだろう。
巨人も生え抜きの若手が出てきて、ずいぶんと嫌味が少なくなった。清原や江藤なんかがガン首揃えていたころは大味な試合運びで、観ちゃらんなかったけどね。ホームラン好きのナベツネ爺さんがモウロクして、巨人もやっとマトモになりだした?
しかし、いまの若手選手って、モデルみたいな体型してるんだね。西武の岸や巨人の坂本のことだけどさ。そんな中で中島みたいなズングリ型を見ると、ワタシはホッとします。あの子は、いい。